2008.10.09
梨酢
梨酢とは
ずばり梨から造った酢のことです。基本的にアルコール含有物(お酒とかワインとか)
に酢酸菌を繁殖させると酢になります。
梨酢の場合、まず梨を搾汁して液状にしてから酵母を加えて梨ワインを造ります。
その後、この梨ワインに酢酸菌(当社固有の菌)を接種して、一ヶ月以上かけて
酢にしていきます。このように、原料に使われたものの名前がそのまま酢の名前
となります。みかんならみかん酢、柿なら柿酢となるわけです。
ワインまでをアルコール発酵、その後酢酸菌による酢酸発酵と二つの発酵をコント
ロールしなくてはなりません。
この酢の製法はアルコール発酵を伴うので酒税法の関係上、所轄の税務署より
製造免許(もろみ製造免許)を取得しなければ製造できません。
次回は、酢酸菌を投入してからの酢酸発酵の状態を載せたいと思っています。