2009.04.30
種子島レポート その1
先週末の24日(金)~25日(土)に種子島に行ってきました。
その理由はトリイソースに使われている粗糖の製糖工場と原料のさとうきびの圃場を視察する為です。
今まで何気なく使っていた粗糖ですが、よく考えてみれば国産の貴重な砂糖。
しかも粗糖ですので独特の香りと味がするのです。
トレーサビリティが叫ばれる中、初めて自分たちが使っている製糖工場を見てきました。
長くなるので今回はさとうきびについて。
種子島は鹿児島の南端から40km南にある島です。
鉄砲伝来やロケット打ち上げの宇宙センターが有名ですが、農作物ではさとうきびが島の生産量トップです。
12月から収穫に入り、4月には刈り取ってしまうので、今回行った時にはもうもう残りわずかしかさとうきびがありませんでした。
写真にある機械はハーベスターといってさとうきび専用の刈り取り機です。一台2,000万円もするもので、複数の農家さんで共有しているそうです。
このような機械で刈り取るの全体の7割、残りは今でも手で刈っています。やはり圃場の大きさが機械化を左右するようです。
手にもったさとうきびは思っていたより硬いのです。
品種改良で昔のものとは違って今はより細く糖度の高いきびに変わっているので、とても噛むわけにはいきません。
<<続く>>
因みにこの種子島の粗糖から作っている代表ソースが「昔ながらのウスターソース」です。
どこか懐かしい味がするのは、もしかして上白糖ではなく粗糖からくる甘味からかもしれないです。